埼玉クリテリウム ツール・ド・フランス

ツール・ド・フランス100回大会を記念したイベント。埼玉クリテリウム・ツール・ド・フランスを観戦に行ってきました。

本来は、富士チャレンジ200に出場し7時間エンデューロで優勝する予定?だったのですが、台風の影響で中止となってしまったため急遽、原田君と青沼君と雨宮w君の3人を誘って埼玉へ行くことに。

しかし、原田君は「金を稼ぎたい!」ということでバイトへ。青沼君は風邪を引いてしまったらしくリタイヤ。雨宮w君と2人で埼玉へ。途中でサーキット秋ヶ瀬に寄って僕のオートバイレースデビューの地に懐かしんだりしながら埼玉新都心へ。

近くの駐車場を探したけどもどこも満車だったので少し離れた場所に駐車して歩いて会場入りしたのが11時。雨だと言うのに、会場には相当な人が集まっていました。

しかし、なぜかスタートゴール地点には人が少なく「ラッキー」と思い陣取っていると「ここは立ち止まり禁止区域でーす」と係りの人が・・・。どこで見ようかとウロチョロ。そしたらリエちゃんが、早くから場所取りをしていたみたいで運良くゴールまで1キロ地点のグッドポジション最前列をゲット!

ポイントレースとクリテリウムレースをがっちりと最前列で楽しむことが出来ました。

レースはあくまでも興行イベント。最後の周にマイヨジョーヌのクリス・フルーム。マイヨヴェールのピーター・サガン。アルカンシエルのルイ・コスタの3人が逃げ、後半単独になったクリス・フルームが独走で勝つと言う展開。少し離れ、ルイ・コスタの後ろからスプリントをかけたピーター・サガンが2着。表彰台には、マイヨジョーヌ・マイヨヴェール・アルカンシエルが並ぶと言う「これって・・・・」って感じの幕切れ。

ロードレース好きには、プロレスを見ているような結果だけど、ロードレースを見たことの無い人たちにはとても楽しめた演出だったと思う。実際僕自身も十分に楽しめた。

それと今回は、5ステージスズカでチームメイトだった小室さんが出場していたと言うことも興奮した。序盤の逃げに乗り、後半の逃げにも乗って全力で走ってる姿には演出なんて無かった。そして逃げ集団を単独で追う福島選手にも演出なんて無かった。

最後の展開は決まっていたのかもしれないけど、そこまでのバトルは、まさにガチンコだった。最後表彰台に乗った3名は、もともとのポテンシャルが高いからこそ、この演出をこなすことが出来たんだと感じたし、実際の走りを間近で見ればそれは十分感じることが出来た。

だからこそ、楽しめたんだと思う。

フミが単独で逃げ集団からアタックをかけた時の顔も、相当マジだった。いろいろな意見はあると思うけど、実際に見た率直な感想は「楽しかった」と言う言葉に尽きる。

あとコーナーが多い分、宇都宮のクリテリウムより楽しめたと思う。

そんな楽しかった埼玉クリテリウムだけど、ひとつだけ大変残念に思ったことが起きた。

それはポイントレース1での最終ラップ。残り200mで集団がスプリントをかけた際に、1人の大学生選手が選手にはじかれコースバリアに接触し大きな落車をしてしまった。

たまたま、コースサイドに設置してあったゲートに直撃する形で大きく体がくの字に折れ曲がり、そのまま弾き飛ばされた体は中央分離帯の植え込みに頭から突っ込んでしまった。自転車は真っ二つに折れてしまい、スポークはすべて折れ、一目で彼が大怪我をしてしまった事が分かった。実際に本人も相当痛がっていた。救急車が来るまで結構な時間がかかり、道路に横たわりもがく姿は思わず目を背けたくなる状況だった。

しかし、とても残念なことに、その痛がっている選手。そして無残に壊れた自転車を携帯電話やデジカメで撮影している人が沢山いた。

実際その状況がツイッターにアップされていたりしていた事をとても残念に感じる。

このような行為に心当たりのある方は是非考えてほしい。もし撮影されているのが自分だったら?と。そして病院や復帰した時にSNSで自分が怪我をしている姿や大切にしていた自転車が見るも無残な姿になっている写真が拡散されていた時のことを。

「ほんの話題づくり」その代償を考えたことってありますか?